純粋に雑文

色々なことに関する雑文です。

若冲展に行く

5/21(土)の午後に見てきた。予想はしていたが、大変な混雑である。人人人・・・。14時半時点で140分待ちの表示。

 

jakuchu2016.jp

券を買ってから並べとのことで買ったらもうこれは並ぶしかない。都美術館のエスカレータ手前に出ていた臨時の券売所近くの自販機でお茶を買って準備万端。しかし最後尾までたどり着くのがこれまた手間であった。一番後ろは都美術館をぐるっと回ったところ。日は出ていたが、上野公園の緑は気持ちよく、日蔭はそれほど暑くないため、それほど並ぶのは苦ではなかった。100分ほど並んでようやく展示室にたどり着く。

 

若冲は何度か作品を見たことはあったが、今回見た感想として以下三点挙げられる。

  • 題材の面白さ
  • 色彩の豊かさ
  • 画の精密さ

題材の面白さは野菜を扱った「果蔬涅槃図」に良く表れていると思うし、色彩の豊かさは多くの作品が示すとおりである。画の精密さも描いた鶏や植物を見るとよく分かる。ただ、精密に描いているからと言って鶏はあたかも生きているようかと思うとそうではなく、リアルさに欠けるというのが正直な感想である。むしろ精密に書けば書くほど、精巧な鶏の作りものに見える。花などの植物はこの精巧さに引き付けられるのは、やはり植物は動かないからか。

 

100分待った甲斐があったかどうかというと待って良かった。若冲の作品は機会があればまた見たい。

 

果蔬涅槃図 文化遺産オンライン